アスペルガーを生きる。時に笑い、時に泣き。

アスペルガー当事者として、日々のこと、障がいのことを綴ります。

音の感覚過敏について

こんばんは。
sflowerです。

私は、音の感覚過敏に悩むことがあります。
これは、発達障がいの特徴の一つです。
大きな音、声などに敏感になり精神的苦痛を感じます。

*音の感覚過敏の例と対策
○突然、予期せぬ音や音楽が聞こえると戸惑う
救急車などのサイレンは、遠くからでもよく聞こえて気になってしまいます。

他には、ジョギング中に近所の運動公園に入るなり、ドラムのような楽器の演奏が聞こえてきて困ったことがあります。

この時、「せっかく走っていたのに・・・」とイライラしてきました。
その音が耳にこびり付いて離れないのが苦痛になり、結局ジョギングコースを1周して公園を出ました。

現在は、ウォークマンで好きな音楽を聴きながら走っています。
おかげで、周囲の音が気にならずジョギングに集中できるようになりました。

通勤時のバスの中でも、ウォークマンが欠かせません。
大声で話している人がいると、気が散るからです。
その人たちに悪気がないことは分かっていますが。

航空自衛隊のイベントに行った時には、ブルーインパルスのショーで飛行機の離陸音が大き過ぎて耳栓をして耐えました。
「ゴゴゴゴ・・・」と地響きのような音がしました。
私の周りでは、数人が耳を塞いでいました。
私も、耳栓がなかったら間違いなく耳を塞いでいたと思います。

○人の怒鳴り声が苦手
定型発達の方(発達障がいのない人)でも怒鳴り声が平気な方はいないと思いますが。

私の場合は怒鳴り声が頭に、そして全身に響きます。

昔は親に叱られて、というより怒鳴られて泣いたことが何回もあります。
叱られた時の言葉より、怒鳴り声が頭に突き刺さるようで苦しくて泣いていました。
あと高校生の頃は授業中に近くにいた同級生が先生から怒鳴られていただけで、自分が叱られている気分になり苦しくなったことがあります。

現在は怒鳴られることはほとんどありませんが、1年半ほど前に親以外の人に叱られて「私を叱らないで!」と思い泣き出したことがありました。
昔、親や先生に叱られて怯えて泣いた経験がトラウマになっていたのだと思います。

音の感覚過敏が自分の障がいの特性であると分かるまでは、ずいぶん辛い思いをしました。

大きな音や声が聞こえるのはいつも突然なので、じっと耐えるしかないこともあります。
しかし、バスや電車などのなかで人の話し声などが耳障りな時には耳栓やウォークマンを使うことで楽になれました。

*まとめ
音の感覚過敏に対する主な対策は、
・耳栓やヘッドホンを使う
・その場から離れる(車内など、離れられないこともありますが)
ウォークマンなどで、好きな音楽を聴く
などがあります。

発達障がいの方の中には、ヘッドホンを使っている方もいます。
私も着けさせてもらったことがありますが、耳に蓋をされているような気分でした。

しかし、私はある程度必要な音(次の停留所のアナウンスや、親が用事で私を呼ぶ声など)が聞こえないと逆に困るので、今のところは耳栓で十分です。

音の感覚過敏を厄介なものと思わずに、上手に付き合っていきたいと思います。