アスペルガーを生きる。時に笑い、時に泣き。

アスペルガー当事者として、日々のこと、障がいのことを綴ります。

障がいがあっても、結婚を諦めない。

こんばんは。

昨日、従妹が結婚式を挙げました。
子どもの頃から妹のような存在だったので、本当の妹が結婚するような感じで泣けました。
いろんなことを乗り越えて今日の日を迎えられた事を、本当に嬉しく思います。

どうか、温かい家庭を築いていってもらいたいと心から願います。

結婚の前に、まずは自分と向き合う。

私はもうすぐアラフォーに突入しますが、結婚したいと思っています。
アスペルガーである私は、
「相手の親はどう思うだろうか・・・」
「障がいを理由に反対されないだろうか・・・」

と、つい考えてしまいます。

確かに、「障がいが原因で結婚を反対された、もしくはできなかった」
という話を聞いたことはあります。

でも、私はネガティブには考えたくありません。

障がいを持っている時点で
「もう私の人生に希望はない・・・」
「今までも、これからも人より大変なことばかりだ・・・」
と考えるのではなくて、
「障がいの特性をどう乗り越えていくか、どう向き合っていくか」
だと思うのです。

数年前までの私は、苦手なことを障がいのせいにして、
「障がいのせいだから仕方ない」
と開き直っていました。

しかし、それは間違っていました。

苦手なことは、苦手なりに自分で考えて克服することができます。

例えば、私は人の目を見て話すことができませんでしたが、
「会話のとき、じっと相手の目を見なくても時々は見るようにする」
ことを心がけたら、
「目を見て話しなさい」
とは言われなくなりました。

また、仕事などで自分で勝手に判断して動いてしまうことがありました。
それで注意されたこともありました。
現在では、自分で判断できないことは先輩などに聞いて解決するようにしています。
そうすることで、随分仕事がしやすくなり、職場の方と信頼関係も築けてきたと思います。

これからのこと

私が発達障がい、アスペルガーであることはパートナーのご両親に正直に話します。
自分に、そして人に嘘をつきたくないからです。

最初はびっくりして、反対されるかもしれません。

でも、「苦手なことは、直せるように努力します」
「2人で幸せになります」
ということを少しずつ伝えていくつもりです。

「障がいがある」という理由だけで、大切な人と人生を歩んでいくことを諦めたくありません。

実際、私の周りにも身体障がい者、発達障がい者同士のご夫婦がいらっしゃいます。
もちろん、健常者の方と結婚している障がい者の方もいます。
身体障がい者同士のご夫婦は、ヘルパーさんに助けてもらいながら生活できているようです。
大切なのは、本人たちの気持ちです。

「2人で幸せになるんだよ」
パートナーがいつか言ってくれた言葉を胸に、幸せに向かって少しずつ歩いている道中です。

いつかは、いいご報告ができるといいなと思います。

それではまた。