アスペルガーを生きる。時に笑い、時に泣き。

アスペルガー当事者として、日々のこと、障がいのことを綴ります。

久々に断捨離しました。

おはようございます。
sflowerです。

私は昔、物をなかなか捨てられずに溜め込むタイプでした。
しかし、自分が物を管理するのが苦手だと気付いてからは、少しずつ物を手放していきました。
断捨離やシンプルライフという言葉をよく聞くようになってからは、ますます物を手放すことに夢中になっていきました。

必要のなくなった物を手放していく、というよりは自分の好きな物を残していくという感じです。

*今回手放した物
○着けなくなったイヤリング2点、手編みのコースター(職場の人に譲りました)
→下段真ん中のピンクのは残りました。
左下の青のタッセルのはフリマで購入したハンドメイド品です。
右下のお花のは私の手作りです。
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○現在ハマっているドラマの原作マンガ1~7巻(少し前に買って読み、メルカリで売りました)

○シンプルライフのコミックエッセイ本

○思い出グッズの箱に入っていた昔の携帯3台
(随分前にガラケーの充電器を捨てたので、持っていても仕方がないと思い金属ゴミに出すことにしました)
思い入れがあるので、スマホで写真に残しました。
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○昔の手帳2冊、日記3~4冊
(もし自分がいなくなったら、家族などに見られたくないので)

○今では見なくなった切り抜き約20枚
(手芸雑誌、リオ五輪のアスリート特集など)

これからも、不定期に物を手放していきたいと思います。

私の究極の目標は、好きな物だけに囲まれた生活をすること。
女優の石原さとみさんも、自分の好きな物に囲まれた生活をしているそうです。
彼女がある時期から急にキレイになったのは、好きな物、ときめく物を自分で選んでいるからなのでしょう。
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それではまた。

ありがとう。

おはようございます。
sflowerです。

私には、とても感謝している人がいます。

3年前、当時の職場で日曜市をした時のことでした。
私は、今よりも安い価格でハンドメイド品を出品しました。

その日メンバーだったYさんは、テーブルに並べた私の作品を真剣に見て、その中から青い和柄ティッシュケースを選んでくれました。
私が「ありが・・・」と言いかけたとき、彼女は
「ありがとうございました!」と強い口調で先に言ってくれました。
これまで口数が少ないと思っていただけに、とても嬉しかったのを覚えています。

Yさんとはその後一緒に仕事をするようになり、バレンタインデーには可愛い物が好きだという彼女にチョコをあげました。
「これからもよろしくお願いします」と意味を込めて。

するとホワイトデーに、ハンドメイドマーケットのminneさんで購入したという栞をくれました。

ハンドメイドマーケットとは、ネット上でいろいろな作家さんが手作りの作品を販売している所です。
ネット上に、ショッピングモールがあるようなものです。
お客さんは、その中から作品を選んで購入します。

話を戻しますが確かに私は、当時昼休みに本を読んでいました。
気付いてくれていたのかもしれません。

当時、私はハンドメイドを始めて2年くらい経っていましたが、ハンドメイドマーケットに出品したいけれど二の足を踏んでいました。
このことがきっかけで私はminneさんに登録し、それから自分用、プレゼント用に作家さんの作品を購入し勉強していきました。
そして、登録から1年後にminneさんでの販売を始めました。
Yさんのおかげで、一歩が踏み出せたと感謝しています。

販売開始から2年の間に、ティッシュケースは作品の売り上げの多くを占めるようになりました。

先日のハンドメイドのイベントでも、3個ぐらい売れました。

今、Yさんに言いたいこと。

可愛い物の話ができて楽しかったよ。
他にも私の作品を購入し、使ってくれてありがとう。
私の作品を素敵だと言ってくれてありがとう。
いっぱい、優しさをありがとう。

私はこれからも、私なりの可愛い物を作り続けていきます。

通勤時にボーッとする時間を持つ。

おはようございます。
sflowerです。

私は、平日9時半~16時半まで働いています。(1時間の昼休憩あり)

勤務先には、徒歩とバスで約1時間20分かけて通っています。

7:35 家を出る、徒歩でバス停へ
7:45頃 1台目のバスに乗車、駅まで行く
8:00頃 駅に到着
8:10 2台目のバスに乗車、職場前のバス停まで行く
8:50頃 バス停に到着、徒歩で職場へ
8:55頃 職場到着
9:30~16:30 仕事(昼休憩1時間あり)
 
以上が、平日の仕事のスケジュールです。

1台目のバスの中では、ほとんど何もせずにボーッとしています。
しかし、2台目のバスの中ではウォークマンで好きな曲を聴いたり、読書をしたりしているのでボーッとすることはほとんどありませんでした。

また、あれこれしているとかえって頭がゴチャゴチャすることに最近気づきました。
気がつくと職場前のバス停に近づいていた、ということもよくありました。
基本的に、何もしないと落ち着かないタイプだからです。

そこで、「○○バス停まではボーッとしていよう」と決めることにしました。
どこのバス停かは、その時の気分によって決めます。

すると、ブログに書きたいことなどのアイデアがふと浮かんでくるようになりました。

思いついたことは、なるべくメモを取るようにしています。

気を紛らそうといろいろすることも大切かもしれませんが、頭の中に空白を作るような時間を作ることはそれ以上に大切だと思います。
あれこれすると、かえって頭が疲れることもあるからです。

これからも頭を休めるために、車内でボーッとする時間を持つようにしたいです。

ネックウォーマーを送りました。私の大切な人へ。

こんばんは。
sflowerです。

先日、大切な友達からネックウォーマーの依頼がありました。
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16日に帰宅してから3つ作り、17日の朝に発送しました。
赤いチェックのものは、その友達用。
左上と下の、猫のタグが付いているものは小1の息子さんとお友達用。

10日ぶりぐらいにミシンを動かし、久々に製作を楽しめました♪

息子さんは、ずいぶん会わないうちにかなり成長したみたいです。
また会いたいな♪

友達とは知り合ってもう4年くらいになります。
しばらく会っていないので、また女子トークで盛り上がりたいです^^

彼女とは、時々連絡を取り合って近況報告や、相談に乗ってもらうこともあります。
30歳くらいになって、こんなにいい関係になれる友達ができて幸せです。
いつもありがとう。

それではまた。

もうがんばらなくていい。

おはようございます。
sflowerです。

私は、昔から人よりできないことが多かったです。
スポーツは苦手、人と話すのも苦手、コミュニケーションを取るのも苦手・・・
そんな私は、「もっとがんばらなきゃ」と自分を追い詰めていきました。
それは、大人になってからも続きました。
23歳の頃、自分がアスペルガーだと分かってからはそれがエスカレートしていきました。

「私は普通の人に近づくため、人より頑張らなきゃ!誰にも頼らず、自分の力で乗り越えてみせる!」
そして、今でも頑張り過ぎて疲れてしまうことがよくありました。
頑張っていることで、周りから認められたい。
人に負けたくない。
その一心でした。

そんな時、私のガチガチになっていた心を溶かしてくれる一冊の本に出会いました。
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戦わないで生きていく [ 古庄由佳 ]

最近話題の、心理カウンセラーの心屋仁之助さんの元でカウンセリングを学ばれた古庄由佳さん(通称・うさこさん)の初の著書です。

この本は、
◎人に頼ることが苦手な人
◎がんばっているのに、うまくいかない人
◎人に大切にされたい、認められたいと思っている人
などに、特にオススメです。

著者のうさこさんも、そして私も以前は上記のような人でした。
現在のうさこさんは、37歳ぐらいだと思います。

彼女は17歳の時に、自分が珍しい目の病気であることを知ります。
それまでも、視野が狭くていろいろ苦労してきた彼女はこう決めました。

「(周りの人に)わかってもらえないなら、全部一人でなんとかしよう!」

まるで、アスペルガーだと分かった当時の私のようだと思いました。

そして、うさこさんはやがて心屋さんのもとで学び、キャンセル待ちも出るほどの人気カウンセラーになるのです。

人生の途中で、自分の病気(障害)のことを知り、少しずつ受け入れていく。
ここまで昔の私とリンクする人は今までいなかったと言ってもいいくらい、共感できる本でした。

分かりやすく、心にスーッと入っていく文章。
何度も読み返しています。
ピンクの表紙も可愛いです。

「もうがんばらなくていい」
そう自分に言えるようになった一冊でした。

それではまた。

音の感覚過敏について

こんばんは。
sflowerです。

私は、音の感覚過敏に悩むことがあります。
これは、発達障がいの特徴の一つです。
大きな音、声などに敏感になり精神的苦痛を感じます。

*音の感覚過敏の例と対策
○突然、予期せぬ音や音楽が聞こえると戸惑う
救急車などのサイレンは、遠くからでもよく聞こえて気になってしまいます。

他には、ジョギング中に近所の運動公園に入るなり、ドラムのような楽器の演奏が聞こえてきて困ったことがあります。

この時、「せっかく走っていたのに・・・」とイライラしてきました。
その音が耳にこびり付いて離れないのが苦痛になり、結局ジョギングコースを1周して公園を出ました。

現在は、ウォークマンで好きな音楽を聴きながら走っています。
おかげで、周囲の音が気にならずジョギングに集中できるようになりました。

通勤時のバスの中でも、ウォークマンが欠かせません。
大声で話している人がいると、気が散るからです。
その人たちに悪気がないことは分かっていますが。

航空自衛隊のイベントに行った時には、ブルーインパルスのショーで飛行機の離陸音が大き過ぎて耳栓をして耐えました。
「ゴゴゴゴ・・・」と地響きのような音がしました。
私の周りでは、数人が耳を塞いでいました。
私も、耳栓がなかったら間違いなく耳を塞いでいたと思います。

○人の怒鳴り声が苦手
定型発達の方(発達障がいのない人)でも怒鳴り声が平気な方はいないと思いますが。

私の場合は怒鳴り声が頭に、そして全身に響きます。

昔は親に叱られて、というより怒鳴られて泣いたことが何回もあります。
叱られた時の言葉より、怒鳴り声が頭に突き刺さるようで苦しくて泣いていました。
あと高校生の頃は授業中に近くにいた同級生が先生から怒鳴られていただけで、自分が叱られている気分になり苦しくなったことがあります。

現在は怒鳴られることはほとんどありませんが、1年半ほど前に親以外の人に叱られて「私を叱らないで!」と思い泣き出したことがありました。
昔、親や先生に叱られて怯えて泣いた経験がトラウマになっていたのだと思います。

音の感覚過敏が自分の障がいの特性であると分かるまでは、ずいぶん辛い思いをしました。

大きな音や声が聞こえるのはいつも突然なので、じっと耐えるしかないこともあります。
しかし、バスや電車などのなかで人の話し声などが耳障りな時には耳栓やウォークマンを使うことで楽になれました。

*まとめ
音の感覚過敏に対する主な対策は、
・耳栓やヘッドホンを使う
・その場から離れる(車内など、離れられないこともありますが)
ウォークマンなどで、好きな音楽を聴く
などがあります。

発達障がいの方の中には、ヘッドホンを使っている方もいます。
私も着けさせてもらったことがありますが、耳に蓋をされているような気分でした。

しかし、私はある程度必要な音(次の停留所のアナウンスや、親が用事で私を呼ぶ声など)が聞こえないと逆に困るので、今のところは耳栓で十分です。

音の感覚過敏を厄介なものと思わずに、上手に付き合っていきたいと思います。

発達障がいのイベントに出品させて頂きました。

こんばんは。
sflowerです。

本日、島根県松江市
「子供から大人になった発達障害の声を聞いて」というイベントに参加してきました。

*イベントの内容
島根では有名な発達障がい当事者、難波寿和さんが著書の発売を記念して行ったものです。
難波さんは発達障がいの子どもの療育のお仕事をされる傍ら、各地で講演会を行うなど積極的に発達障がいの理解を高めるための活動をされています。
こちらが難波さんの著書です。

発達障がい者として生きやすくなるためのヒントが、イラスト付きで分かりやすく説明されています。
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当事者や親御さんはもちろん、発達障がいのことを知りたい方にもオススメです。

発達障害者の生の声
第1部では難波さんと、著書のイラストを描かれたイラストレーターの高橋稚加江さんによるトークショーが行われました。

こちらは、高橋さんによる難波さんのイラストです。
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この通り、帽子がトレードマークの猫好きな方です。

まず、難波さんがご自分の生い立ちを話されました。
写真も使い、当時のエピソードを明るく話して下さいました。
子ども時代は、周りから浮いたことがあったそうです。
私と似ているな~、と思いながら耳を傾けていました。

難波さんの良い所は、障がいの話を暗さが残らず、時に笑いに変えて話される所です。
私が目指す所でもあります。

発達障害者の世界観
高橋さんは当事者ではない、いわゆる定型発達の方です。
いい意味で、「(発達障がいの方とは)見える世界が違う」という話になりました。

例えば、
○突然大きな音が鳴ると腹が立ったり、苦しんだりする
(救急車のサイレンなど)
○何度も同じことを確認する

(確認⇔安心を何度も繰り返す)
一度確認したら安心し、また不安になって確認することを繰り返すことがあります。
私の弟も発達障がいですが、この特徴があり、母によく確認しています。

○食べ物の味付けにこだわる
レトルトカレーは、A社のでないと食べられないなど)
ちなみに私は、紙パックの牛乳は給食で出るものしか飲めませんでした。
それ以外の紙パックの牛乳は、ニオイが苦手で今でも飲めません。

それらのことが、定型発達の方からは時に不思議に、時に新鮮に映るようです。
私たち発達障がいの当事者にとっては、ごく普通に行っていることではありますが。

その後、第2部では難波さんと3名の当事者の方による、1対1でのテーマトークがありました。

発達障害の過敏性」
発達障害を受け入れるまで」
などのテーマがあり、興味深く聴かせて頂きました。

*発達障がい当事者の作品販売&展示
私は本日、当事者としてハンドメイドの布小物を販売させて頂きました。
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ちなみに、「まい」は本名ではありません。

私の他にも・・・
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こちらはイラスト。
カラーとモノクロ。
クオリティー高いです。
個人的には、一番左の妖艶な雰囲気の男性のイラストが好きです。

こちらの方は、レジンや手編みのアクセサリーを販売されていました。
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宇宙や星座をモチーフにした、キラキラした世界観を持っています。
青のグラデーションがキレイです。
もっと分かりやすい写真を撮ればよかった・・・

私は、こちらのパステルカラーのキーホルダーを購入させて頂きました。
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淡い色合いが気に入りました^^

ピアスやヘアゴムなど、よく売れていました。
レジンは、キラキラしていてキレイですものね。
また、ゆっくり作品を見せて頂きたいです。

今回、初めて発達障がいのイベントに出品者として参加させて頂きましたが、短いながらも充実した時間でした。

難波さんをはじめとする主催者の皆様、購入して下さった方、見て下さった方、皆様本当にありがとうございました。

また、このような機会があれば喜んで参加させて頂きたいです。